インタビュー、大会レポ、訪問記事

最近は様々なメディアでeスポーツが取り上げられており、目にする機会が増えてきました。

特に話題に上がるのが賞金額で、大会によっては非常に高額な場合もあります。

 

そんなニュースを見ていると、プロゲーマー、特に日本人が獲得した賞金額や年収が気になりますよね。

 

そこで、独自に2018年の日本人プロゲーマーの獲得賞金ランキングを作りました!
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日本のプロゲーマー獲得賞金額ランキング2018

 

ではさっそく、日本のプロゲーマーTOP5を見てみましょう。

 

見出しは、最もよく知られたハンドルネームで表記しています。

 

各データは2018年8月時点のもので、出場大会数や戦績は世界大会のものです。

そのため、国内大会の結果は反映されていません。

なお、ゲームタイトルは、大会で高額賞金を得られたものについてピックアップしています。

 

各プレイヤーのプロフィールとともに、印象的なエピソードもあわせてお楽しみください!

 

第5位: Momochi(ももち)

出典:https://www.youtube.com/watch?v=jVBP3idkgsc&t=143s

 

本名     :百地 雄介

生年月日   :1986年

世界ランク  :595位

出場大会数  :31大会

優勝     :  5回

準優勝    :10回

3位      :  4回

賞金総額   :約1,500万円

ゲームタイトル:『Ultra Street Fighter IV』、『Street Fighter V』、『Street Fighter V: Arcade Edition

 

忍者の末裔

例えや愛称などではなく、実際に伊賀忍者である百地丹波の子孫であることが明かされています。

このことから、忍者好きの海外勢にとても人気です。

 

また、日本で最初の女性格闘プロゲーマーであるChocoBlanka(チョコブランカ)と結婚しており、世界初のプロ格闘ゲーマー夫婦

出会いのきっかけはStreet Fighter IVの大会だったそうです。

 

株式会社「忍ism(シノビズム)」の代表取締役で、格闘ゲームの若手プレイヤーを育成するなど、eスポーツの発展に取り組んでいます

 

ストリートファイターシリーズでは多彩なキャラを使用しており、それぞれがトップクラスレベル。

その一方、「ポケットモンスター」では、パーティーメンバー全員がコダックというこだわりも見せます。

 

第4位: Fuudo(ふ~ど)

出典:https://www.youtube.com/watch?v=FfTS2ODtkqM

 

本名     :阿井 慶太

生年月日   :1985年11月7日

世界ランク  :545位

出場大会数  :35大会

優勝     :  7回

準優勝    :  6回

3位      :13回

賞金総額   :約1,600万円

ゲームタイトル:『Virtua Fighter 5』、『Super Street Fighter IV Arcade Edition』、『Street Fighter V』、『Street Fighter V: Arcade Edition

 

観察力に定評があり、「ほかのプレイヤーの操作を少し見ただけでコピーし、そのスタイルに手を加えることでオリジナルを超える」という、マンガキャラのような能力を持っています。

過去に、「Monster Hunter」や「牧場物語」の攻略本を執筆していたこともありました。

 

ストリートファイターシリーズでは、投げ技を主体としたレインボー・ミカを主に使用。

必殺技を多用することはありませんが、投げ技を組み込んだコンボの大ダメージで逆転するなど、視聴者を盛り上げるプレイが得意です。

 

最近では、カードゲームである「Shadowverse」もプレイしており、格闘ゲーム以外のジャンルでも活躍しています。

このゲームでは、勝ち負けよりも「楽しめるプレイ」を重要視しており、デッキ構成もやや遊びがあるのが特徴的です。

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第3位: Kazunoko(かずのこ)

出典:Twitter

 

本名     :井上 涼太

生年月日   :1988年

世界ランク  :415位

出場大会数  :36大会

優勝     :  9回

準優勝    :  8回

3位      :  5回

賞金総額   :約2,100万円

ゲームタイトル:『Super Street Fighter IV Arcade Edition』、『Ultra Street Fighter IV』、『Street Fighter V』、『Dragon Ball FighterZ』

 

ハンドルネームの由来は、「たまたま近くにあった寿司屋のチラシ」から。

有名になった今は、適当に選んでしまったことをたまに後悔している模様。

 

プロになってからは、スポンサーからの月給と大会の賞金で、安定した収入を得ていることが報道されました。

 

ゲームタイトルに挙げたものだけでなく、格闘ゲーム全般を広くプレイしており、使用するキャラクターも多岐に渡ります。

高度な読みと、相手に積極的な2択を強いるラッシュを得意としており、ガードの上からガンガン責めるプレイが特徴的です。

 

ドラゴンボールではヤムチャがお気に入りで、『Dragon Ball FighterZ』でも同キャラをチームに編成します(残る2人は魔人ブウ[純粋]と孫悟飯[青年期])。

当初、コンボ火力の低いKazunokoチームは、海外のプロに低い評価を受けていました。

しかし、大会で、ブウの多彩な攻めと悟飯のラッシュ、そしてヤムチャの高性能なアシストをフル活用した戦法を見せつけ、キャラへの愛だけでなく強さも証明

 

なお、2018年6月29日に開幕した「CEO 2018」のある一戦で、「CEOで最高のイントロだった」と高評価を受けたファンサービスが必見です。

ノリのいい対戦相手と井上プロのアドリブが最高ですが、個人的にはとっさに上空視界に切り替えた撮影班がMVPだと思います。

 

 

第2位: Daigo(ダイゴ)

出典:https://www.redbull.com/jp-ja/daigo-7-questions

 

本名     :梅原 醍醐

生年月日   :1981年5月19日

世界ランク  :363位

出場大会数  :40大会

優勝     :19回

準優勝    :  8回

3位      :  1回

賞金総額   :約2,400万円

ゲームタイトル:『Super Street Fighter IV Arcade Edition』、『Ultra Street Fighter IV』、『Street Fighter V: Arcade Edition』

 

日本で最初のプロ格闘ゲーマー

彼の名前は知らなくても、大会の動画(「背水の逆転劇」)は見たことがあるという人も多いと思います。

 

2004年に開催された「Evolution」という大会で『Street Fighter III 3rd STRIKE』をプレイしていたときのことでした。

ケン(動画左の金髪に白い道着のキャラ)を使っていた梅原プロは、体力が残りわずかのところまで追い詰められます。

そのとき、対戦相手の春麗は、必殺技を繰り出しました。

ケンの体力では、直撃はもちろん、ガードしても削りダメージで負けてしまう状況です。

 

 

絶大なピンチであるにもかかわらず、すべての攻撃をブロッキング(ダメージを一切受けないが、タイミングが非常にシビア)し、必殺技で逆転します。

この操作を実現させるには、1/60秒で反応する必要があるとも言われており、動画でもわかるようにとてつもない盛り上がりを見せました。

 

ちなみに、梅原プロはYouTubeにアップされたこの動画で、「最も視聴されたビデオゲームの試合」としてギネス世界記録に認定されています。

なお、ほかにも「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロゲーマー」、「Ultra Street Fighter IVでの最高ランキング」などでもギネスを保持。

 

ストリートファイターシリーズをメインに活動している梅原プロは、リュウやケンといったスタンダードなキャラを好む傾向にあります。

プレイスタイルとしては、要所要所で相手を挑発する、必殺技で勝利する、など、「魅せるプレイ」が特徴的です。

 

格闘ゲームを流行らせるために様々なメディアに出ており、日本におけるeスポーツの立役者ともいえます。

 

第1位: Tokido(ときど)

出典:https://gameholic.net/500

 

本名     :谷口 一

生年月日   :1985年

世界ランク  :188位

出場大会数  :61大会

優勝     :19回

準優勝    :15回

3位      :  9回

賞金総額   :約4,300万円

ゲームタイトル:『Street Fighter X Tekken』、『Street Fighter V』、『Street Fighter V: Arcade Edition』、『King of Fighters XIII』

 

谷口プロは、東大卒業後、東大大学院を中退してプロゲーマーとなりました。

プロゲーマーを目指したきっかけは、梅原プロの存在だったそうです。

海外では、プレイ中の表情から「Murder Face(殺し屋の顔)」や、圧倒的な強さから「fighting game god(格闘ゲームの神)」などと呼ばれています。

 

メインとするゲームタイトルはストリートファイターシリーズで、豪鬼(海外ではAkumaと表記される)がよく使用されます。

堅実なプレイスタイルで派手さは少ないですが、的確なタイミングで阿修羅閃空(完全無敵の移動技)を使用して危機を切り抜けるなど、冷静な立ち回りが得意です。

 

その一方、2010年の大会である「Socal Regionals 2010」にて、豪鬼の必殺技「瞬獄殺」で勝利を決めた際、おもむろに立ち上がり、「スクリーンとプロジェクターの間に立つ」というパフォーマンスを見せるなど、おちゃめなところもあります。

(「瞬獄殺」でとどめを刺すと、豪鬼の背中に「天」の文字が浮かぶ

谷口プロがスクリーンの前に立ったことで、谷口プロの背中に「天」が映し出された)

 

 

日本人プロゲーマーの年収

では、日本人プロゲーマーの年収はどの程度なのでしょうか?

 

残念ながら、正確に年収を公開しているプロはほとんどいません。

参考としてよく話題に上るのが、梅原プロが以前インタビューで明かした、

 

世界のトップレベルプロゲーマー(年収約1億円)達よりは少ない

 

という発言です。

このことから、およそ2,000~3,000万円ほどではないかと予想されています。

 

プロゲーマーの収入源は、主にスポンサーからの給料大会の賞金です。

そのほかにも、出版した本の印税メディアへの出演料講演などでも収入が得られます。

有名になると、グッズが販売されたり、ゲームコントローラーをデザインしたりするなど、ゲームプレイ以外の仕事が増えることも。

 

しかし、梅原プロも言っているように、日本はまだまだeスポーツへの理解や援助が十分でないため、海外に比べると年収は劣ります。

最近はeスポーツのメディア露出が増えてきているため、これを機会に年収も上がることを祈りましょう。

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日本のプロゲーマー獲得賞金額ランキング2018のまとめ

 

2018年日本人プロゲーマーランキング、いかがだったでしょうか?

 

日本のプロが活躍する場としては、格闘ゲームが一般的なようです。

また、年齢は5人とも30代となっています。

これは、1990年代に「格闘ゲームブーム」が巻き起こり、「Street Fighter Ⅱ」をはじめとした様々な格闘ゲームが大流行したためです。

 

一方で、最近では「Shadowverse」や「クラッシュ・ロワイヤル」といったスマホゲームの大会も盛り上がってきており、eスポーツの発展を感じます。

この先、スマホゲームの世界大会が開催される可能性もあるので、今から鍛えておけばプロゲーマーになれるかもしれません。

 

今回の記事では、賞金額だけ書きましたが、スポンサーとの契約内容によっては毎月給料を受け取ることもできます。

今後は、プロゲーマーが職業として今よりももっと一般的になることでしょう。

 

もしゲームの腕に自信があるなら、ジャンルに関わらず、プロになる道を考えてみてはいかがでしょうか。

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