インタビュー、大会レポ、訪問記事

 

2019年3月16日、『BLADE ARCUS Rebellion from Shining(ブレードアークスリベリオンフロムシャイニング)』の発売記念公式大会が開催されました。

 

当メディア(esportsマニア)を代表して本大会を予選から取材してきましたので、この記事では、大会の様子や結果、優勝者インタビューの内容を紹介させていただきます。

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ブレードアークスリベリオンフロムシャイニングや発売記念公式大会の概要

 

ブレードアークスリベリオンフロムシャイニング(BLADE ARCUS Rebellion from Shining)』は、2019年3月14日に発売された対戦型格闘ゲームです。

 

セガが1991年から手がけるRPG、『シャイニング・シリーズ』の正当な続編でもあります。

 

キャラクターデザインやイラストを、人気絵師のTony氏が描いていることでも有名ですね。

 

そんな『ブレードアークスリベリオンフロムシャイニング』が、発売からわずか2日後に公式大会を開催!

 

「早すぎでは!?」と思った方も多いかもしれません。

 

しかし、同格闘ゲームはもともと、2014年にアーケードとしてリリースされていました。

 

ちなみに、その際のタイトルは『ブレードアークスフロムシャイニング(BLADE ARCUS from Shining)』。

 

このゲームの続編としてPS4およびNintendo Switch向けにリリースされたのが『ブレードアークスリベリオンフロムシャイニング』です。

 

シリーズの歴史があったので、発売直後の大会が実現したといわけですね。

 

とはいえ、『リベリオン』では新たに6人の新キャラが追加されただけでなく、カスタマイズによって操作キャラを強化する「スキルシステム」が導入されました。

 

つまり本大会では、情報の少ない中でいかにこれらの新要素を使いこなすか、が見所のひとつといえます!

 

ブレードアークスリベリオンフロムシャイニング発売記念公式大会のレポート!

 

大会開催前には試遊も可能!

 

大会の会場は、中野にある「Red Bull Gaming Sphere Tokyo」にて行われました。

 

eスポーツを積極的に支援するレッドブルだけあって、設備やレイアウトも相当気合が入っていましたね。

 

会場では、開催前だというのにすでに多くのプレイヤーがひしめき合っていました。

それもそのはず、会場には10台近い試遊台が設置されていたため、大会前の練習が可能だったのです。

 

せっかくなので私も、開始直前で選手陣が移動した頃合を見計らってプレイさせていただくことに。

 

操作したのは、メインキャラである「リュウガ」です。

 

厨二病の私には、魔竜の篭手が刺さりました。

 

操作性は非常にシンプルで、いわゆる波動昇竜といった一般的なコマンドだったため、苦もなく技を出すことができます。

 

とはいえ、シンプルであるがゆえに、読み合いや駆け引きの重要性が高い印象を受けました。

 

また、会場には展示コーナーも特設されており、「シャイニング・シリーズ」にちなんだタペストリーやポスターなどが並んでいます。

 

ちなみに、全体的にかなりセクシーなものが多かったです。

 

 

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予選から白熱!女性プレイヤーの姿も!

 

15時、MCを務めるセクシー齋藤さんと鈴木プロデューサーの開会宣言の下、いよいよ予選が始まりました!

 

エントリーはおよそ32名。4ブロックに分かれて、熱い戦いが繰り広げられます。

 

そして中には、なんと女性プレイヤーの姿も!

 

大剣を振り回す「ローゼリンデ」を使い、絶妙な間合いを制して勝ち進んでいました。

個人的には一番注目していた選手です。

 

 

あっという間にベスト8が決定し、ここからは本戦としてライブ配信が始まります!

 

 

本戦開始!声優の下田麻美さんなどによる実況解説も!

 

本戦ではセクシー齋藤さんと鈴木プロデューサーに加え、「Godsgarden」の神園さんが実況として登壇

 

また、本作のメインヒロインとも言える「パイロン」の声優を務める下田麻美さんも登場しました。

 

まずはエキシビジョンマッチとして、下田さんとセクシー齋藤さんの試合が行われました。

下田さんはもちろん「パイロン」、セクシー齋藤さんは「リュウガ」を選択。

 

ちゃっかり「シンプルコマンド」にしていたセクシー齋藤さんが次々と大技を繰り出す中、なんとか下田さんが勝利を収めます。(一応下田さんも「シンプルコマンド」ではありました)

 

会場も暖まってきたところで、ベスト8に勝ち上がってきた選手たちが入場します。

 

その中には、注目していたあの女性プレイヤーの姿が!

 

 

選手名は「みこと」さんで、並み居る強豪たちを制して、見事に本戦まで駒を進めました。

 

なお、その他の選手は次の通り。

 

・エムジマ選手

・パンピーナ選手

・女子トイレ選手

・568選手

・gamera選手

・すぐる選手

・ジャンケンマン選手

 

セクシー齋藤さんいわく、(みこと選手以外)大会常連の顔ぶれとのことです。

 

そんなこともあってか、会場では比較的和気あいあいとした雰囲気を感じました。

 

とはいえ、優勝を目指す選手同士、闘志は私ごときでは計り知れないものがあったのかもしれません。

 

そしていよいよ本戦が始まります。

注目のみこと選手は第3戦、gamera選手と対戦しました。

 

引用:公式生配信

 

みこと選手は予選と同じく「ローゼリンデ」と「キリカ」をチョイス。

 

対するgamera選手は、「裏雪姫」と「パイロン」という組み合わせでした。

 

お互いにロングレンジを得意とするキャラなためか、互いの攻撃がギリギリ当たるか当たらないかの間合い取りが印象的です。

 

まるで達人同士の居合いを見ているかのような、ヒリヒリとした緊張感が漂っていました。

 

...達人同士の居合いを見たことはありませんが。

 

一進一退の攻防でしたが、gamera選手が選択したスキル「ハイヒール」によって、せっかく減らしたHPが大きく回復

 

結果、0-3でgamera選手が勝利しました。

 

 

一見いい勝負のようでしたが、回復の効果が思いのほか大きく、いざ終わってみるとHPの差が歴然、といった試合運びでしたね。

 

ちなみに、「ハイヒール」の発動条件が「エモート(挑発)」のため、「そんなものではあるまい...」とか言いながら最大HPの50%近くを回復します

 

自分がやられたら、イラッとするよりも、むしろ心が折られてしまいそうです。

 

そしてベスト4に残ったのは、パンピーナ選手、女子トイレ選手、gamera選手、ジャンケンマン選手

 

準決勝第1試合のパンピーナ選手 vs 女子トイレ選手は、非常に接戦でした。

女子トイレ選手の操る「ローゼリンデ」が、安定したコンボと超反応によって優位を保ちます。

 

しかし、2-2での最終戦、HPを残り1ドットにまで減らされたパンピーナ選手が、粘りに粘って大逆転勝利するという、ドラマチックな試合展開に。

 

続く第2試合はgamera選手 vs ジャンケンマン選手。

gamera選手は、新キャラ(つまり実装されてからたった2日)の「エクセラ」を使用しました。

 

2戦目で使用キャラを「レイジ」から「ディラン」にシフトしたジャンケンマン選手は、1度追い詰めたもののやはりgamera選手の回復に阻まれ敗北。

 

gamera選手の圧勝ともいえる試合結果になってしまいました。

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いざ決勝!!!

 

そしていよいよ決勝戦。

 

パンピーナ選手とgamera選手の試合です。

 

なお、決勝戦のみ、2ゲーム選手で勝敗を競います。

 

 

試合前にはそれぞれの選手が意気込みを語りました。

 

「久しぶりの大会なので、楽しんでやれたらいいと思います。ただ、相手が寒いのでちょっとキツいですけど...」と、会場の笑いを誘ったのはパンピーナ選手。

 

一方のgamera選手は、

「新キャラの使い方など、他の人の手本になるよう魅せて行きたい

とクールに答えました。

 

パンピーナ選手は「リュウガ」と「サクヤ」を、gamera選手は「エクセラ」と「裏雪姫」を選択。

 

パンピーナ選手はgamera選手の回復を押し切る形でダメージを伸ばし、gamera選手も開幕直後の前ジャンプからコンボをつなげて6割削るなど、ハイレベルな戦いが繰り広げられました。

 

特に両選手とも、反応速度が常軌を逸しており、実況解説を驚かせる場面が何度もあるほど。

 

確かに、空振りを見逃さないなど、わずかなミスに攻撃を差し込むシーンが印象的です。

 

また、お互いに1度使った戦法に対してすぐに対応するため、2度目以降は通用しなくなる、というのが見ていて面白かったですね。

 

試合は交互にラウンドを取り、最終的にgamera選手が勝利。

 

優勝に王手をかけました。

 

続く2ゲーム目では、gamera選手が「裏雪姫」と「パイロン」に構成を変更します。

 

「裏雪姫」のジャンプ攻撃によって、「リュウガ」の遠距離技を潰され、画面端に追い込まれてしまうパンピーナ選手。

 

2ラウンドを渡してしまったところで、たまらずリーチの長い「サクヤ」にシフトしました。

 

距離をつめてガン攻めするも、わずかなスキをついて反撃を繰り返すgamera選手。

 

さらにはお家芸とも言えてしまいそうな回復も使い、最終的には3-0でgamera選手が勝利しました!

 

 

ブレードアークスリベリオンフロムシャイニング公式大会の結果は!?優勝者インタビューも!

 

これによって、ブレードアークスリベリオンフロムシャイニング公式大会の優勝者は、gamera選手となりました!

 

優勝後のコメントでは、

「新キャラや、これまでのキャラのやりこみを見せることができてうれしいです。」

と、淡白に答えました。

 

gamera選手、ひょうひょうとしているように見えますが、結構シャイな方なのではないかと勝手に思っています。

カメラを向けられたときに流し目を見せるのも、格好を付けてるというよりも、照れているような印象を受けました。

 

ゲームでは無類の強さを見せますが、そういった人間味のある部分も、とても魅力的ですよね。

しかし終了後のインタビューでは、はっきりとした自信も見せてくれました!

 

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優勝者gamera選手へのインタビュー

ー 大ダメージを受けたときやラウンドを落とした際、全く動揺していないように見えたのですが、なにか秘訣があるのでしょうか?

自分がこのゲームで一番強いと思うことです。そう思っていれば、多少のミスやダメージも、「運が悪かった」と、すぐに切り替えることができます。 そしてそう信じられるように、常日頃から勝ち続けることが重要です。

ものすごくいい事をおっしゃっていますが、普通はそこまでの自信を持つのが大変なんですけどね...。

それでもこの言葉からは、gamera選手が普段からどれほど本気でこのゲームに取り組んでいるのかがうかがい知れます。

 

 

 

ー 発売から2日という短い時間で新キャラの「エクセラ」やスキル「ハイヒール」を使いこなしていましたが、どうしてこれらを選んだのでしょうか?

全キャラの、ガード後の硬直時間などを調べました。
また、その後の移動距離なども見ています。
その結果、誰が一番強いのか判断しました。

 

この大会のために、会社を休んで練習をしています。
大体20時間ほど練習に費やしました。

 

スキルについては、効果の大きさで選びました。
例えば攻撃力UPは、効果が最大で16%です。

 

このゲームのHPは大体1万なので、仮に1万ダメージを与えても、効果は1600HP分しか増えません。
それに対して、ハイヒールはHPが5,000回復します。

 

しかもこのゲームは、ダメージを受けることが必ずしも悪いことではありません。
サポートゲージが貯まるからです。
その分の効果も考えると、「ハイヒール」という結論にたどり着きました。

 

もうひとつ迷ったのは、移動速度が上がる「電光石火」です。
ただし、これは操作も難しくなるので、少し悩みどころでした。

かなり分析されていますね。

 

スキルについても、それぞれの効果を検証して、論理的にチョイスされています。

 

個人的には、攻撃力上昇などはパッシブ(常時発動)なので、楽だと感じてしまうんですよね。

「ハイヒール」は、「エモート」によるアクティブ効果なので操作量が増えますし、何より使いどころなどを考えないと、そもそもなんの効果も得られずに負けてしまう場合もあります。

 

とはいえ、大会で優勝するためにはそれくらい難なくこなせないとダメなんでしょうね...。

 

 

 

ー 睡眠はどれくらいとられたのでしょうか?

普段は午前2時や3時までゲームをしています。
でも、大会前はきちんと寝るようにしました。

 

睡眠をとるのととらないのでは、明らかに反応速度が違うからです。
なので、大体7時間ほどは寝るようにしています。

やはり、何事にも睡眠は重要そうですね。

私も夜更かししがちなので、注意したいと思います!

 

 

 

 

今回は、BLADE ARCUS Rebellion from Shining(ブレードアークスリベリオンフロムシャイニング)公式大会を取材させていただきました。

 

取材にご協力いただきました、株式会社セガゲームス様、株式会社フロンティア・エンタープライズ様、そして優勝したgamera選手や参加者の皆様に、心よりお礼申し上げます。

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