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eスポーツの大会を見ていると、ふとおかしなことに気付きます。

プロゲーマーが、ヘッドセットをなんと2つも装着しているではありませんか!

なぜなのでしょうか!?

 

以前、プロゲーマーがヘッドセットの下にイヤホンを付けている理由を紹介しましたが、今回はどのような理由があるのでしょうか?プロゲーマーの真実に迫ります!

>>プロゲーマーがヘッドセットの下にイヤホンをつける理由。何だか知っていますか?

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プロゲーマーがヘッドセットを2個、付けてる理由って何!?

引用:https://www.hltv.org/

 

上の画像は、海外で開催されたeスポーツ大会の1場面です。

頭に1つ、首に1つのヘッドセットを装着しています。

 

どう見ても異様な光景ですよね...。

なぜプロゲーマーはこのようなことをするのでしょうか?

 

 

実は、頭に付けているのはイヤーマフなんです!

ヘッドセットではありません。

 

イヤーマフとは、「耳あて」や「耳栓」を指します。

eスポーツの大会で使用されているものは、騒音の激しい工事現場で使われるような、防音効果が非常に高いものです。

 

首から下げているのは、ヘッドセットです。

決して、クセや見た目のために付けているわけではありません。

この位置にあるのにも、きちんと理由があります。

 

ちなみに、この画像では、イヤーマフの下、耳の辺りからコードが延びているのがわかるでしょうか?

こちらはイヤホンです。

 

つまりこのプレイヤーは、「イヤホンの上からイヤーマフをつけ、首からヘッドセットを下げている」という状態です。

文字だけ見ると、もはや常軌を逸した行動のように思えます。

 
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eスポーツ大会におけるイヤーマフの効果

 

では、なぜイヤーマフを付けるのでしょうか?

これは、以前「ヘッドセットの下にイヤホンを付ける理由」で紹介したものと似ています。

 

つまり、観客や実況者の声が、選手の耳に届かないよう、外部の音を遮断するためです。

ただし、イヤーマフの場合、「ゲームの音がかき消されないようにするため」や「ゲームに集中するため」とは少し違う理由があります。

 

カードゲームやMOBAMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)のように戦略性の高いジャンルのゲームだと、実況や盛り上がりで作戦がばれてしまうことがあります。

実際過去に、MOBAの代表格、『DOTA2の大会でこんなことがありました。

 

『DOTA2』Quick Roshan事件

このゲームは、5vs5で戦うチーム戦ですが、マップの端にボスのようなキャラ(Roshan)がいます。

ゲームに勝つ上で、ボスを倒す必要はまったくありません。

 

強いアイテムを落とす、経験値が大量に入るなどメリットがありますが、かなり強い上に倒すのに時間がかかってしまい、かえって不利になることもあります。

仮にボスに挑むとしても、通常は終盤、勝利を決めにいくか一発逆転を狙うときが定石です。

 

しかしこの大会では、あるチームが試合開始直後にボスに挑みました。

チーム構成やスキルを使う順番など、綿密に打ち合わせておかなければ、到底実現できない作戦です。

 

このチームは、奇策として準備していたのでしょう。

成功すれば序盤から有利に進めることができるはずでした。

 

しかし、観客の異常な盛り上がりや歓声を聞いた相手チームがそれに気付き、総出で即座に対応しました。

ボス戦で体力が減っていたこともあり、ボスを倒しきる前にチームは全滅。

 

あっさりと降参し、敗退してしまいました。

 

イヤーマフを付ける理由

これがきっかけになったのかはわかりません。

しかしその後、eスポーツの大会では、運営がイヤーマフを準備し、着用を義務付けるケースが増えました。

 

これは、上記のように、作戦がばれて公平性が失われることを防止するのが目的です。

このため、選手はイヤーマフをつけて外部の情報を遮断し、その下にイヤホンを装備してゲーム内の音を聞いています。

 

eスポーツ大会でプロゲーマーがヘッドセットを首にかける理由・メリット

引用:https://www.hltv.org/

 

じゃあ首に下げてるヘッドホンいらないじゃん!」と思った方も多いでしょう。

これにはこれで、用途・メリットがあります。

 

チーム戦の場合、刻一刻と変わる状況にメンバー全員で対処するため、選手はボイスチャットを使用しています。

つまり、首に下げているヘッドセットは、付属のマイクを使うために使われているのです。

 

卓上マイクを使えば、このようなわずらわしい装備をしなくてすみます。

しかし、卓上マイクは離れた音を拾うように作られています。

このため、せっかくイヤーマフで遮断している音をマイクが拾ってしまうのです。

 

一方のヘッドセットは、使用者の声だけを集音するため、雑音が入り込みにくくなっています。

 

もちろん、これは大会で使われるような高価なヘッドセットに付属されているマイクの場合といえます。

例によって安物のヘッドセットを使っている私は、一緒にゲームをしている人に、「うるさいから扇風機切れ!」といわれるくらい周囲の環境音が丸聞こえです...。

 

ちなみに、「スポンサーのための広告」として首にかけてる、という人もいるそうです。

元も子もないですね。
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プロゲーマーがヘッドセットを2つ付ける理由まとめ

 

プロゲーマーがヘッドセットを2つ付けている理由について紹介しました。

 

ひとつは、ゲームの公平性を維持するためのイヤーマフ、もうひとつは着用者の声のみを拾うためのマイクとして使用しています。

一見すると意味がわからない行動でも、実はきちんと理にかなった使い方です。

 

とはいえ、見た目や付け心地などに、大きな問題を抱えているようにも思えます。

もう少しスマートな方法はなかったのでしょうか?

 

最近はeスポーツが非常に盛り上がっているので、もしかしたらこれらの問題を解消した、次世代のヘッドセットが発売されるかもしれませんね。

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