ゲームは「RPG」や「FPS」のように、ジャンル分けされていることがほとんどです。
この呼び方を知っていると、自分のプレイしたいゲームを探すときに便利ですよね!
では、ゲームジャンルの略称には、どのようなものがあるのでしょうか?
元となった英語とともに、一覧でご紹介します!
このページの目次
【ゲーム】ジャンル名の一覧!英語や略称はこれだ!
RPG
引用:https://www.jp.square-enix.com/game/detail/dq7/
ゲームの中でも、特に知名度の高いジャンルが「RPG(アールピージー)」です。
RPGは、Role playing game(ロールプレイングゲーム)の略で、「プレイヤーがゲームのキャラになりきって遊ぶ」ジャンルの総称。
『ドラゴンクエスト』シリーズや『ファイナルファンタジー』シリーズ、『ポケットモンスター』シリーズなどが有名ですね。
もともとはテーブルゲームから生まれた言葉ですが、現在ではTVゲームと切り分けるため、こちらをTRPG(テーブルトークアールピージー、とあぷぐ)と呼ぶようになりました。
こちらはこちらで、最近評価されています。
『クトゥルフ』や『シノビガミ』なんかが有名ですね。
FPS
「FPS(エフピーエス)」は、First Person shooter(ファースト・パーソン・シューター)の略で、「1人称視点型の射撃ゲーム」を指します。
『Call of Duty(コールオブデューティー)』や『Battlefield(バトルフィールド)』のように戦場で撃ち合うものから、迫りくるゾンビと対峙するものまで様々です。
「ゲーム画面に主人公が映らない」(多くの場合は主人公の手や足のみ表示される)というシステムを利用し、「主人公が実は〇〇だった」などの叙述トリックを差し込めるのも特徴ですね。
またFPSは、ゲーム画面が現実の視界と同じように表現されているため、没入感が飛びぬけて高いジャンルと言えます。
TPS
引用:Epic Games
1人称視点でプレイするFPSと対照的に、3人称の視点で描かれるのが「TPS(ティーピーエス)」です。
TPSは、Third Person shooter(サード・パーソン・シューター)の略称。
バトルロイヤルゲームで人気の『PUBG』や『フォートナイト』、昔ながらのゲームでいうと『バイオハザード』シリーズなんかが、これに当たります。
例に挙げたゲームのように、TPSでは主人公の肩越しに画面が表示されることから、主人公のビジュアルなどをよく見ることが可能。
主人公の上空付近からゲームを眺めるため、「神様視点」と呼ばれることもあります。
ちなみに前述のFPSとTPSが紛らわしいと感じられる方が多いようなので、違いについて詳しくまとめました。
シューティング
引用:steam
単に「シューティングゲーム」と言った場合、FPSやTPSではなく、自機を操ってレーザーやミサイルを撃つ2Dのゲームを指すことが多いでしょう。
古くは『スペースインベーダー』などが印象的です。
同人ゲームとして長年コアなファンが多い『東方』シリーズもこれに当たります。
全体的に鬼畜な仕様で、難易度が高く設定されている場合がほとんど。
中でも「弾幕シューティング」と呼ばれる、アホみたいに敵弾がバラまかれるタイプのゲームは、反射神経や記憶力などが試されます。
画面はきれいなんですけどね。
アクション
引用:youtube
主人公を操作して敵を倒す、といったゲームを総称して「アクションゲーム」と呼びます。
わかりやすいのは『スーパーマリオ』シリーズですね。
最近ではグラフィック技術をいかんなく発揮して、美しく爽快感のあるゲームが多く登場しています。
また、ほかのジャンルと組み合わせて呼ばれることもあり、『モンスターハンター』シリーズなどは「アクションRPG」と表現されることも。
ADV
引用:https://wikiwiki.jp/moudameder/
「ADV(エーディーブイ)」は、Adventure(アドベンチャー)からつけられた略称です。
「冒険」を意味する単語ですが、アドベンチャーゲームがすべて冒険ものなわけではありません。
このジャンルは、プレイヤーが選択肢を選ぶことで物語が進んでいきます。
その性質上、『かまいたちの夜』や『サイレントヒル』といったホラーゲームが多く作られました。
一方、ADVから派生した「ビジュアルノベル」(ギャルゲーなど)が1つのジャンルとして、一世を風靡したこともあります。
脱出(ポイント&クリック)
引用:steam
脱出ゲームは、上記ADVの派生として生まれたゲームです。
ポインターで探索し、クリックで話を進めることから「ポイント&クリックアドベンチャー」と呼ばれることもあります。
有名な作品は『ミスト』シリーズですが、スマートフォンの普及によって、このジャンルのゲームアプリが大量にリリースされています。
シミュレーション(SLG)
引用:steam
アドベンチャーとの区別が難しいのが、「シミュレーション(SLG)」です。
SLGはSimulation game(シミュレーションゲーム)からとったもので、「現実の出来事を仮想体験する」ジャンルを指します。
ADVが「フィクション」である場合が多いのに対し、SLGは「リアル」よりなイメージです。
ただしこれは、あくまで「どちらかと言えば」というレベルの話であり、SLGでありえないことが起こるゲームも多々あります。
なお、『シムシティ』や『シムピープル』といった『SIMシリーズ』の名前は、Simulationの頭文字からとられたものです。
ストラテジー(戦略)
引用:steam
戦争などを指揮する戦略ゲームは、ストラテジーというジャンルに分けられます。
シミュレーションゲームに分類されることもありますが、今では人気のジャンルなので、「戦略シミュレーション」のように独立して呼ばれることが多いでしょう。
単にストラテジー、とだけ呼ぶ場合、『シヴィライゼーション』のようなターン制のゲーム(TBS : Turn Based Strategy)を指す場合がほとんどです。
RTS
引用:steam
一方、ターン制ではない(戦場の状況が刻一刻と変わり、プレイヤーもユニットを連続して操作できる)戦略ゲームを「RTS」と呼びます。
RTSは、Real time Strategy(リアルタイムストラテジー)の略称で、『スタークラフト』をはじめとした一大人気を誇るジャンルでした。
最近ではMOBAなどに人気を奪われてしまったのか、全体的に下火と言える状況です。
パズル
引用:youtube
「パズル」ジャンルは、『ぷよぷよ』でおなじみですよね。
最近では、『パズドラ』や『モンスト』といったスマホアプリでも、人気の高いジャンルです。
なお、『ぷよぷよ』はさらに細かいジャンルに分けると「落ち物パズル」と呼ばれており、『テトリス』ももちろんこれに含まれます。
レース
引用:https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000000186
対戦などで非常に盛り上がるのが、「レース」ジャンルです。
メジャーなのは、『マリオカート』シリーズですね。
家庭用ゲーム機で気軽にプレイするのもいいですが、ゲームセンターの筐体で本格的に没頭するスタイルも魅力的です。
昔は節操なく色々なレースゲームがリリースされており、救急車を運転して患者を運ぶという不謹慎なものから、生身の人間が走って勝敗を競う『激走トマランナー』といった名作まで、やりたい放題でした。
音楽(リズム)
引用:wikipedia
音楽ゲーム、略して音ゲー(おとげー)やリズムゲームは、その名の通り音に合わせた操作を要求されるゲームです。
ターンテーブルやギター、ドラムをコントローラーとした『ビートマニア』シリーズ、足で適切なステップを踏む『ダンスダンスレボリューション』など、幅広いスタイルのゲームがリリースされました。
現在でも人気のジャンルで、ゲーセンでは『太鼓の達人』や『jubeat』、洗濯機のような形状が印象的な『maimai』が多くのプレイヤーを魅了しています。
ちなみに、ソシャゲーでも『アイドルマスター』シリーズや『ラブライブ!』シリーズなどが音ゲーに分類されます。
スポーツ
引用:https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000013439
「スポーツ」ジャンルは、説明するのが大変なほど、色々出ていますよね。
サッカーでは『ウイイレ』シリーズ、野球では『パワプロ』などが、昔から今にかけて長く愛されています。
メジャーなスポーツはほとんどゲーム化されているといっても過言ではないでしょう。
特に、『SIMPLEシリーズ』(『The 〇〇』)は、数多くのスポーツゲームをリリースしています。
また、マリオも地味にいろんなスポーツに挑戦しており、テニスやゴルフ、最近ではソニックと一緒にオリンピックにも出場(『マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック』)しています。
MMO
引用:https://www.gaming-city.com/games/71
「MMO」は、多人数が同時にアクセスできるオンラインゲームです。
Massively Multiplayer Online(マッシブリー マルチプレイヤー オンライン)の頭文字をとったもので、"Massively"は「大勢」を意味します。
タイトルにもよりますが、MMOでは多くの場合、そのゲーム内で多数のプレイヤーが「生活」して経済が回っているなど、1つの世界が構築されているのが特徴です。
また、ゲーム内でほかのプレイヤーと密接にコミュニケーションをとることができるなど、「他人との触れ合い」も魅力の一つとされています。
その反面、依存性の高さなどから、MMOにのめり込んでしまう人が続出しました。
MOBA
引用:steam
RTAの派生として登場したのが、「MOBA」(Multiplayer online battle arena;マルチプレイヤー オンライン バトルアリーナ)です。
多くの場合5 vs 5のチーム戦で、100体以上いるヒーローから1人を選び、レベルを上げつつアイテムをそろえ、敵の陣地を攻め落とします。
現在では、『DOTA 2』と『リーグオブレジェンド』の2作が、もっともメジャーなタイトルとして世界中でプレイされています。
戦略性が高く、何千回、何万回やっても同じ展開にならないという、驚異的な中毒性が魅力です。
ヒーローのスキルやアイテムなど、覚えることが多くて敷居は高いですが、一度ハマると抜け出せなくなります(実体験)。
ローグライク
引用:https://www.jp.playstation.com/software/title/jp0365npjh50698_00siren4plus2012ma.html
「ローグライク」は、『不思議のダンジョン』を代表とするジャンルのゲームです。
システムとしては、
・マップは毎回ランダム生成
・ターン制
・ダンジョンに入る際は最初から(常にレベル1からスタート)
・食料や空腹の概念がある
などが一般的。
もともとは1980年にリリースされた『ローグ』というゲームからスタートしたもので、「ローグに似たゲーム」=「ローグライク("like";同様な)」と呼ぶようになりました。
ハック&スラッシュ(ハクスラ)
引用:youtube
「ハック&スラッシュ(ハクスラ)」は、同じ敵を何度も倒し、経験値やアイテムを入手していくタイプのゲームを指します。
有名なものだと、『ディアブロ』シリーズや『タイタンクエスト』シリーズ、アクション寄りだと『デビルメイクライ』もハクスラに分類されます。
最近では、『ボーダーランズ』も3作目の発売によって、人気が再燃していますね。
やり込み要素が強いため、好きな人にはとことん刺さるジャンルです。
Co-op
引用:steam
直接的なゲームジャンルではありませんが、「Co-op(コープ)」も紹介しましょう。
「Co-op」は"Cooperative(コーポレイティブ)"の略で、「協力」を意味する言葉です。
その名前の通り、複数人で協力してプレイするゲームに、この略称が使われます。
友人と2人でやるゲームを調べる際は、「Co-op」で検索してみてください。
個人的には、『Dead Space』や『Left 4 Dead』がオススメです!