2018年12月7日、「フォートナイト」の開発元であるエピックゲームズによる、新たなゲーム販売プラットフォーム「エピックゲームズストア」の運用が開始されました。
そこで、エピックゲームズストアの目玉とも言える、期間限定の無料セール情報を紹介します!
また、ライバルであるSteamとどちらが安いのかも調べてみました。
スポンサーリンク
このページの目次
エピックゲームズストアやSteamといった「ゲーム販売プラットフォーム」ってなに?
引用:エピックゲームズストア
「ゲーム販売プラットフォーム」は、その名のとおり、ゲームを販売するための土台となるシステム(プラットフォーム)です。
新作のPRや旧作のセール、購入したゲームの管理をすることができます。
スマートフォンでいうところの、「AppStore」や「Google Play」に該当するシステムです。
これまで、PCゲームの販売プラットフォームは、バルブ(Valve)社が運営する「Steam(スチーム)」のほぼ一強でした。
自社製品の販売だけであれば、「バトルフィールドシリーズ」の「Origin(オリジン)」や「オーバーウォッチ」の「Battle.net」などがあります。
しかしこれらは、ゲーム販売プラットフォームというよりも、「ランチャー(ゲームを起動させるシステム)」という扱いです。
エピックゲームズも、「フォートナイト」を起動するために「エピックゲームズランチャー」を運用していました。
このおかげで、色々なゲームをプレイしている人は、PC内に様々なランチャーをインストールしています。
私もその1人で、デスクトップには5種類のプラットフォームとランチャーが。
「あのゲームのランチャーってどれだったっけ?」ということもしばしば...。
結構わずらわしいんですよね、仕方ないですが。
そしてエピックゲームズは、「フォートナイト」人気の波に乗って、他社製品も取り扱うゲーム販売プラットフォームに参入。
「エピックゲームズランチャー」を、そのまま「エピックゲームズストア(Epick Games Store)」に改良しました。
つまり、今まで「エピックゲームズランチャー」を使用していた人は、新たに登録やインストールをしなくても、そのまま「エピックゲームズストア」を利用することができます!
面倒な作業がないので、楽ですね。
スポンサーリンク
エピックゲームズストアで販売中、販売予定のゲーム一覧 Steamとどっちが安い?
エピックゲームズストアはSteamに対抗するため、売り上げの88%を開発会社に還元すると発表しています。
つまり、ゲーム1本につき、12%がエピックゲームズの取り分ということになります。
一方のSteamは、開発会社への還元率が70%と、Valveの取り分が高額(30%)です。
こうした影響もあってか、すでにいくつかのゲームメーカーはSteamからエピックゲームズストアに乗り換えることを発表。
たとえば、「Satisfactory」はエピックゲームズストア限定発売、「Rebel Galaxy Outlaw」のSteam発売は1年後、「Genesis Alpha One」はSteamでの販売を未定、としています。
ゲーム会社の利益を考えると、エピックゲームズストアが圧倒的に有利ですよね。
では、プレイヤーとしては、どちらのプラットフォームを使えば安く入手できるのでしょうか?
現在のところ、エピックゲームズストアとSteamでまったく同じタイトルが販売されていないため、なんともいえません。
先ほどの理由もあって、「エピックゲームズストアでは売っているけど、Steamでは売っていない」、またはその逆というタイトルが多くなりそうです。
そもそも、エピックゲームズストアはまだ運用を開始した直後であり、販売しているゲーム数は今のところたったの3本となっています。
販売価格の比較は、もう少しゲームが出揃ってみないとわかりませんね。
エピックゲームズストアで販売中、販売予定のゲーム一覧
販売中
・「HADES」:2,199円
・「ASHEN」:4,499円
・「Hello Neighbor Hide & Seek」:3,399円
販売予定
・「Satisfactory」
・「DARKSIDERS III」
・「Rebel Galaxy Outlaw」
・「Outer Wilds」
・「Journey」
・「Super Meat Boy Forever」
・「World War Z」
・「Maneater」
・「Genesis Alpha One」:事前購入3,399
・「Shadow Complex」:14.99ドル=約1,649円(1$ = 110円)
エピックゲームズストアは2週間ごとにゲームが1本無料!
ゲームタイトル数ではSteamに大きく遅れをとっているエピックゲームズストアですが、目玉とも言えるサービスが準備されています。
それが、「2019年は2週間ごとにゲームを1本無料で配布」というものです!
1年は大体52週間なので、単純計算で26本のゲームを無料で手に入れることができます。
これは、かなりの破格といえるのではないでしょうか?
...とはいえ、「どうせ古くてしょぼいゲームばっかりなのでは?」と思ってしまいますよね。
私も思いました。
しかし、先行発表されている2作品は、どちらも無料と聞いて驚く作品です!
せっかくなので、それぞれ紹介したいと思います。
第1弾(12月14日~12月27日):「Subnautica」
12月14日から無料で配布されるのは、2018年1月にリリースされたばかりの「Subnautica(サブノーティカ)」です!
1年前のゲームを、リリースされた「ばかり」というのも変な話ですが、無料配布されるには早すぎるほどでしょう。
このゲームの舞台は、地表のほとんどが海で覆われた未知の惑星です。
ここに不時着した主人公をFPS視点で操作し、食料の調達や宇宙船の修復などを行います。
目的は、「生きて惑星を脱出する」こと。
雰囲気としては、ストーリーがあってCGがリアルな「マインクラフト」といったところでしょうか。
シチュエーションが海の中なので、微妙な操作感や、得体の知れない海洋生物などに苦しめられます。
私は「海」や「深海魚」、「大型の生物」などが相当苦手なため、たとえタダであってもプレイすることはありませんが...。
私の趣向はさておき、「Subnautica」は、Steam上で「非常に好評(ユーザーの94%がオススメしている状態)」という高評価の作品です。
また、Steamでは2018年12月11日現在、定価である2,570円で販売されています。
そんな「Subnautica」が無料で手に入るのであれば、(私のように海が苦手でない人以外にとって)とてもお得ですよね!
スポンサーリンク
第2弾(12月28日~1月10日):「Super Meat Boy」
第2弾として12月28日から無料化されるのは、2010年10月に発売された「Super Meat Boy」。
近日リリース予定である「Super Meat Boy Forever」の1作目にあたる作品です。
プレイヤーは、ミートボーイと呼ばれる肉の塊を操作し、彼女を助けるために横スクロールアクションに挑みます。
コンセプトやストーリー、そもそもゲームタイトルが、あの有名な配管工ゲームそのものですね。
この作品は非常に難易度が高く、いわゆる「死にゲー」と呼ばれています。
それでも多くの人に支持されており、Steamの評価はユーザーの94%に評価されて「非常に好評」、値段は定価の1,480円。
試行錯誤が必要な歯ごたえのあるゲームに挑戦したい人にとって、うってつけの作品ですね。
エピックゲームズストアのまとめ
引用:エピックゲームズストア
新たに運用を開始した、エピックゲームズストアについて紹介しました。
使用感としては、やはりまだSteamのほうが圧倒的にいいといえます。
そもそも販売しているゲーム数が桁違いなので、当たり前といえばそれまでですが...。
Steamで個人的に好きなシステムは、「あなたへのオススメ」です。
これまでに購入したゲームのジャンルや雰囲気などから、類似したゲームの広告をトップページに表示します。
...このシステムのせいで、余計にゲームを買わされてしまいましたが。
エピックゲームズストアも、今後販売ゲームや利用者が増えれば、Steamに対抗できるだけのプラットフォームになってくれるかもしれません。
また、それに伴って、Steamもセールを多く実施するなど、利用者にとっていいイベントが発生しそうです。
今後の動きに期待が持てますね!