インタビュー、大会レポ、訪問記事

 

2019年現在、国内でも徐々にeスポーツの盛り上がってきました。

実は私自身もプレイヤーとして、様々な大会やメディアに出演するなどの活動をしています。

eスポーツ業界は発展してきたように見えますが、まだまだ世界基準と比べると問題点が多いです。

今回は題の通りですが、選手としての立場から考えるeスポーツの問題点を挙げていきたいと思います。

日本はeスポーツ後退国なのか?海外と比較してみる

画像出典:https://pixabay.com/ja/

 

日本はeスポーツ後退国という見出しをみて驚かれる方も多いと思います。

実は、日本がeスポーツの盛り上がりに出遅れていることは紛れもなく事実です。

逆にeスポーツの先進国はどこなのかというと、アメリカ・韓国・中国の3か国が中心となっています。

まずは、いくつかのデータを日本と海外で比較していきたいと思います!

全体の市場規模と比較してみた

画像出典:https://newzoo.com/

 

世界各国のeスポーツ市場分析をしているNewzoo社の発表によると、2019年のeスポーツ市場規模は約1000億円にのぼると言われています。

大半を占めているのが、冒頭でも解説したアメリカ・中国・韓国の三か国で、市場の約70%を占めています。

この統計データでは、日本のeスポーツ市場規模は全体の市場のに対して約0.5%ほどしかないのです。

海外での盛り上がりが進んでいることもありますが、まだまだ日本のeスポーツ文化は発展途中であることがわかります。

海外の大会の賞金額と比較してみた

画像出典:https://shadowversewgp.com/jp/top_jp

 

eスポーツの規模がわかる判断材料として、もう一つ挙げられるのが賞金額です。

賞金~億円と宝くじでも当選しない限り手にすることができない大会を、eスポーツの賞金で用意されています。

賞金額では、アメリカでは「フォートナイト」の大会で33億円中国では「DOTA2」の大会で32億円が用意されました。

一方、日本では最近賞金額は上がってきましたが、「Shadowverse」の大会で1億円です。

賞金額の違いで、現地の盛り上がり方は変わってきますのでまだまだ日本ではeスポーツが根付いているとは到底言えませんね。

日本におけるeスポーツの問題点

画像出典:https://pixabay.com/ja/

では、日本のeスポーツ業界がさらに発展していくにはどうしたらいいのでしょうか。

私自身の個人見解になりますが、選手の立場からみた問題点を3つ挙げてみました。

スポーツとしての認知が浅い

画像出典:https://damonge.com/p=23443

ゲームの大会で入賞した、TVゲームでスポーツと中々堂々と言いづらい風潮がありませんか?

日本では、まだまだゲーム=身体に良くないという意見が強く根付いているからです。

そして、日本人では「スポーツ」という言葉に対する解釈が、サッカーや野球などの運動競技を連想させます。

間違いではないのですが、スポーツという単語に決まった意味は存在しません。

総称して、一定のルールに則って勝敗を競う、楽しみを求める運動競技や娯楽という意味で解釈されます!

日本人に根付いているこのイメージが変わってくると、eスポーツも正しく認知されそうですね。

法整備がされていない

画像出典:https://www.redbull.com/jp-ja/does-esports-need-a-players%E2%80%99-union-2017-15-04

海外の大会では、超巨額の賞金が出る大会が開催されています。

しかし、日本の場合では巨額の賞金を出すことが難しいことが現状です。

何故かというと、国内の大会での賞金は法律に抵触する可能性があるからです。

徐々に増えてきましたが、実際に法的にグレーなケースが多く問題は解消していません。

日本のeスポーツ事業の発展は、法整備されることがマストと言ってもいいでしょう。

ビジネスモデルの確立ができていない

画像出典:https://www.ketchum.com/esports-trends-to-watch-in-2017/

この問題は日本に限らず、今後のeスポーツ業界の課題です。

プロゲーミングチームと一般的なスポーツのプロチームのビジネスモデルを比較してみましょう。

上記2つを比較してみて大きく異なるところが、収入源の数です。

例えば、プロサッカーチームであればスポンサー収入・グッズ販売・放映料・入場料などが収入源となっています。

一方、プロゲーミングチームでは収入の半分以上がスポンサー料に依存していることが現状です。

今後、プロサッカーチームの経営と同様に、収益の多様化をしていく必要があります。

そのためには、現在インターネットを通じて行われているものを、いかにリアルに移行できるかが鍵となると考えます!

まとめ

画像出典:https://www.redbull.com/jp-ja/tags/esports

以上、eスポーツの問題点について、私なりに紹介してみました。

ゲームは日本が発売しているタイトルも多いですが、国内でeスポーツの盛り上がりが小さいことは残念ですよね。

目に見えている改善点を向き合うことで、日本がeスポーツ大国に発展することは十分可能です。

今後、日本のeスポーツがより良いものになることを願っています

スポンサーリンク



最新ニュース、記事の更新情報などLINE@限定のコンテンツを配布中! 今なら友達追加で「手堅く1日で3万円のお小遣いを手に入れる方法」をプレゼント♪ ゲーム代などに使って、eスポーツをより一層楽しみ、盛り上げていけると良いなとおもいます 友だち追加
おすすめの記事