eスポーツの中でも、賞金額がびっくりするほど高額なのがMOBAである『DOTA2』です。
タダだしやってみたいけど、どのヒーローを選べばいいかわからない、という方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、初心者講座として、簡単にプレイできるおすすめのヒーローを紹介!
ざっくりとしたプレイ方法も解説します。
このページの目次
【DOTA2】初心者講座「どんなヒーローが初心者におすすめ?」
引用:ゲーム内画面
DOTA2には、ヒーローごとに様々な役割があります。
それは、「定期的にWardを設置してマップの視界を得る」だったり、「後半戦のためにじっくり育てる」といったものです。
しかし、Wardの設置はマップをよく理解していないとできませんし、攻勢なのか防衛なのかといった状況で置く場所を判断しなければなりません。
また後半戦に強いCarry(キャリー)系のヒーローは、勝敗を決める大事な役割のため、育ちが甘いと暴言の嵐を受けることもあります。
では、どのヒーローが初心者向けといえるのでしょうか?
私の勝手な判断では、
・与えられた役割が少ない(簡単)
・スキルが単純で使いどころに悩む必要がない
・死ににくい
といった特徴を持っているのがベストだと考えます。
特に、「死ににくい」は重要です。
ゲームを始めたばかりで何度も殺されると、それだけでやる気がうせてしまいますから...。
【DOTA2】初心者におすすめのヒーロー:Bristlebackのプレイ方法解説
引用:ゲーム内画面
そんな条件に合致したヒーローが、「Bristleback(ブルストルバック)」です。
個人的に、DOTA2で1番簡単なヒーローは「Bristleback」なんじゃないかと思います。
アルマジロとハリネズミを足して2で割ったような見た目の彼は、Strengthのメレーヒーロー。
若干のCarry要素を持っていますが、メインの役割はDurable、つまり敵の攻撃を請け負うタンクです。
Bristlebackのスキル
1stスキルは、指定した敵に鼻水を飛ばします。
この鼻水がついた敵は、移動速度とアーマーが減少。
また、クールダウンが1.5秒と非常に短く、減少効果が4回まで重複する特徴もあります。
つまり、同じ相手に何度も使用することで、劇的な足の遅さと防御力ダウンをおみまいすることが可能。
逃げる敵を追撃するにはもってこいです。
鼻水という点が非常に汚いですが、有用なスキルといえます。
2ndスキルは、自分を中心としたある程度の範囲に、背中のトゲを飛ばします。
トゲ1本のダメージは非常に小さいですが、同じ相手にhitするとダメージが加算されます。
クールダウンが3秒と短く、乱戦のときにスキルボタンを連打するだけで、地味に相手の体力を削ることができる有能スキル。
3rdスキルは、自身の背中や横方向から受けた攻撃に対して、ダメージを軽減するパッシブスキル。
結構な割合で被ダメをカットしてくれるので、危なくなったら背中を向けるだけで生存率がグンとあがります。
また、一定値以上のダメージを軽減すると、自動的に2ndスキルのトゲが発射されます。
ゲーム後半でゴリゴリに硬くなっていると、背中に受けたダメージだけで相手を瀕死に追いやることすら可能です。
そしてUltは、Bristlebackがスキルを使用するたびに、移動速度と追加ダメージを与えられるパッシブスキル。
このヒーローは1stと2ndのクールダウンや使用マナが少ないため、適当にスキルを撃っているだけで、Ultによる強化が入ります。
Bristlebackのスキル取得とアイテム
Bristlebackは、4つのスキルのうち2つがパッシブ(常時効果が出るもの)なので、操作によって発動するスキルは2つだけです。
このため操作が少なく、初心者向けヒーローに拍車を掛けていますね。
スキルの取得順序は、「2, 1, 2, 3, 2, 6, 2, 3, 3, [+20移動速度], 3, 6, 1, 1, [+250HP], 1, 6」と、2ndメイン3rdサブで、序盤の追撃用に1stを1つだけ取得しておくと安定します。
Lv20, 25のタレントは状況に応じて。
初期アイテムは「Stout Shield」と回復、好みで「Ring of Protection」を。
序盤は「Ring of Health」を狙います。
これがあると、リジェネによってファームが非常に楽になります。
靴は「Power Treads」を赤にしてHPの最大値を上昇。
小難しいことは考えず、常に赤のままにしておきます。
その後はアーマーが上がるアイテムをメインに買い進めましょう。
相手のマジックダメージがきつい場合は、Magic Resistance(魔法耐性)を適宜上げます。
「Blade Mail」は、使用することで一定時間、受けたダメージを反射するアイテムです(自分もダメージを受ける)。
このため、Bristlebackとは非常に相性がよく、なるべく早くそろえておくべきでしょう。
Bristlebackにとって、究極のアイテムは「Heart of Tarrasque」です。
HPがめちゃくちゃ上がると共に、ヘルスリジェネが格段に向上します。
これを手に入れると、1 vs 5の状況でも生き残ることができるほど。
また、回復量がハンパないので、泉に戻る必要がなくなります。
このため、集団戦などで敵にまったく相手にされなくなることも...。
Bristlebackの立ち回り
Bristlebackはベースがそこそこ硬いため、不利レーン(RadiantのトップやDireのボット)でも特に問題なくこなすことが可能です。
不利レーンが苦手なヒーローのために、積極的に選択することをオススメします。
序盤のファームでは、硬さを生かして前線でラストヒット(LH)を狙いましょう。
もしハラス(敵ヒーローからの攻撃)が厳しい場合は、少し離れたところから1stでLHするのもあり。
ただし、相手が「Magic Stick」を持っていると、すぐにチャージが貯まってしまうため、Killしにくくなってしまいます。
というか、Bristlebackの対面はほぼ間違いなく「Magic Stick」持ってくるはずなので、あまり気にしなくてもいいかもしれませんが...。
Bristlebackはレーンクリープで稼ぐようなキャラでもありません。
集団戦が始まったら、積極的に参加しましょう。
戦闘時は、とにかく2ndを連打すること。
また、味方が攻撃している相手や、逃げる敵に1stをつけまくることで防御力を下げて貢献しましょう。
もし自分の体力が厳しい場合には、敵に背を向けてその場にとどまるか、少し後退します。
Bristlebackは自分で殴るよりも、背中に攻撃を受けてトゲを飛ばすほうがダメージが出やすいためです(特に序盤~中盤)。
もし近くに味方がいるのなら、囮として敵の中に突撃するのもありです。
...仲間があまり頼りにならない場合は、袋叩きにされるだけなので控えるべきですが。
「Blade Mail」が揃っている場合は、戦闘開始直後に使用してしまいましょう。
このアイテムの効果と、3rdの副産物によるトゲで、たとえ自分がスタンしていても敵が勝手に死んでいったりします。
また、集団戦にしろ囮にしろ、Bristlebackの向きには注意してください。
Bristlebackがダメージを軽減できるのは、背後と側面だけです。
顔面を殴られると、あっさり溶けてしまいます。
このため、強制的に正面を向かせる「Axe」や「Legion Commander」は天敵です。
中盤に防御無双をしていると、調子に乗ってしまいそうにもなります。
しかし、終盤のCarryはアーマーをゴリゴリ削ってくるので、過信は禁物です。
このように、Bristlebackは立ち回りも非常に簡単なため、初心者でもとっつきやすいヒーローだと私は思います。
死ににくいので、マップ構成や他のヒーローがどのように立ち回っているのか、ボーっと眺めていることすらできそうです。
これを読んで「自分でもできそう!」と感じていただけたら、ぜひともBristlebackを使ってみてください!