「MOBA」というゲームのジャンルをご存じでしょうか?
『LoL』や『DOTA2』など、世界的にかなり人気のゲームを指します。
この記事では、MOBAの意味や歴史、基本的なルールを紹介!
一度ハマるとやめられなくなるほど面白いので、ぜひチェックしてみてください。
「MOBA」ってどういう意味?どんなゲームなの?
引用:steam
そもそも、「MOBA」とはどういう意味なのでしょうか?
「MOBA」は、"Multiplayer Online Battle Arena(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)"の頭文字をとったものです。
使い方としては、「RPG」や「FPS」と同じくゲームのジャンルを表すもの。
オンラインで集ったプレイヤーが、劇場型のマップで一堂にバトルする、というシステムのゲームに使われます。
「MOBA」をざっくりと説明すると、「複数人で同時にプレイする、ターン制でない『トルネコの大冒険』」といったところでしょうか。
...かなり乱暴な例えの気もしますがw
プレイヤーは数多くいるヒーロー(あるいはチャンピオン)から1体を選択し、チームメイトと協力しながらレベルを上げつつアイテムをそろえ、敵の陣地を破壊することを目指します。
瞬間的な判断や操作はもちろん、敵の構成などから長期的な育成計画を練るなど、かなり頭を使うゲームなんですよね。
「MOBA」の基本的なルールやシステムを紹介!
では、基本的なルールはどのようなものなのでしょうか?
「MOBA」は多くの場合、5 vs 5のチーム戦であることがほとんどです。
また、スタンダードなシステムにおいて、上の画像のようなマップでゲームを行います。
ゲーム開始時、プレイヤーは自身が操作するヒーローを1体選択。
このヒーローも、100体以上ある中から決めなければなりません。
ヒーローはそれぞれ独特のスキルを持っており、これらやステータスなどによって役割がある程度決められています。
例えば、HPが高く敵の攻撃を受けて味方を守る「タンク」、攻撃力は低いが回復や移動のスキルを持った「サポート」など、役割は様々です。
このため、ヒーローの選択には「仲間に合わせる」ことと、「敵チームに対抗する」ことを念頭に置く必要があります。
ゲームが始まると、マップには「クリープ」と呼ばれる雑魚が現れます。
プレイヤーはこれらの敵を倒すことで、経験値とお金をゲット。
レベルを上げつつ、役割に沿ったアイテムを購入していきます。
チャンスが訪れたら、相手チームのヒーローを倒しに行くのもいいでしょう。
ヒーローはクリープに比べて、倒した際に獲得できる経験値やお金が多いため、ゲームをより有利に進めることができます。
こうして自分を育てながら、相手陣地に攻め込み、最深部にある敵の本拠地を破壊すれば勝利です。
実際には細かなテクニックやセオリーなどがありますが、ざっくりとした基本ルールは以上のようになります。
「MOBA」の歴史は?『LoL』や『DOTA2』が登場した経緯!
引用:steam
さて、「MOBA」を知っている人や好きな人にとっては、どのようにして発展してきたかも気になりますよね?
「MOBA」はもともと、「RTS(リアルタイムストラテジー)」の派生として登場しました。
現在のシステムやゲーム感覚が確立されたのは、2002年に発売された「WarCraft 3(ウォークラフト)」が発端だったとされています。
本作には、ユーザーが自由にマップやシステムを構築できるツールがありました。
これを用い、従来のRTSとは一線を画す、「MOBA」のもととなるMODが開発されたのです。
ちなみに、そのMODのタイトルが「Defense of the Ancients」であり、世界的に人気となったゲーム『DOTA』のタイトルの由来となっています。
このMODが人気を博したことから、『LoL』や『DOTA2』などが登場していきました。
とはいえ、最初に登場したのが2002年と、「MOBA」はゲームの中でも歴史の浅いジャンルなんですね。
今でこそ、スマホアプリなどでいくつもの「MOBA」が登場していますが、日本ではまだメジャーとはいいがたいジャンルです。
しかし、一度プレイするとやめられなくなるほどの中毒性があるので、個人的にはかなりオススメのゲームといえます。
メジャータイトルである『LoL』や『DOTA2』が、どちらも無料でプレイできるというのも大きいですよね!
覚えることが多く、最初は戸惑ってしまうかもしれませんが、興味のある方はぜひ一度、プレイしてみてください。