インタビュー、大会レポ、訪問記事

 

 

 

音ゲーというジャンルがこの世に誕生して早いもので約20年近くになります。

 

いわゆるランカーと言われる一握りのトッププレイヤーがオンライン上でスコアを争っているのが一般的ですが、eスポーツ大会としての可能性はあるのでしょうか?

 

そこで今回は音ゲーのeスポーツとしての可能性や大会開催状況についてまとめてみました。

 

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eスポーツ×音ゲーの状況はどう?

現在の音ゲー人口は全体的にブームが一旦去り、右肩下がりという傾向にあります。

 

eスポーツとしての認知はまだ発展途上といったところで、各メーカーが実施する公式の大会というレベルになっています。

 

とはいってもゲーム開発会社各社とも新作を投入して活性化を図ったりしている状況で、既存の音ゲープレイヤー以外も取り込もうという流れができつつあります。

 

 

音ゲーでのeスポーツは難しい?

 

eスポーツに音ゲーを採用することは十分可能です!

 

というのも音ゲーは基本的に楽曲プレイ時のスコアを競うという形式で対戦します。

これは個人の記録を競う陸上競技や体操競技に似ている部分があります。

そのため、競技性やルールなどは問題ありません。

 

しかしEスポーツは観客の盛り上がりも大事です。

音ゲーでは今どちらが優勢で、どちらが劣勢なのかということが一目でわからないため、大会実況者や解説者の手腕に頼らざるを得ない現状となっています。

例えば、KONAMIが毎年開催しているKAC(KONAMI ARCADE Championship)では実況解説はもちろん、eスポーツとしての音ゲーの見せ方を意識しているところもあり、今後eスポーツの種目として一般的に認知されるように企業も一体となって盛り上げてくれています。

 

 

そんな音ゲーですが、実際に大会は開催されているのでしょうか?

 

 

音ゲーでのeスポーツの試合は開催されています!

音ゲーの全国レベル、世界レベルの試合はすでに開催されています。

それぞれ紹介していきますね。

 

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KAC(KONAMI ARCADE Championship)

出典:https://p.eagate.573.jp

 

先ほど紹介したKAC(KONAMI ARCADE Championship)は筐体の設置されている全世界からのエントリーが可能で、第6回大会では韓国の選手が優勝しています。

 

 

天下一音ゲ祭

出典:http://www.otogesai.jp

 

全国レベルの大会として、天下一音ゲ祭が挙げられます。

こちらはメーカー主催の大会ではなく、アミューズメントの業界団体「日本アミューズメント産業協会」(略称JAIA)が主催する大会となっています。

 

この団体に属しているゲームセンターからであれば誰でも予選会に参加できるということになり、非常に敷居の低い大会になっています。

 

採用タイトルは以下のように複数メーカーのヒットタイトルを採用しています。

 

  • SOUND VOLTEX Ⅳ HEAVENLY HAVEN(コナミアミューズメント)
  • CHUNITHM AMAZON(セガ・インタラクティブ)
  • maimai MiLK PLUS(セガ・インタラクティブ)
  • GROOVE COASTER 4 STARLIGHT ROAD(タイトー)
  • 太鼓の達人 ブルーVer.(バンダイナムコエンターテインメント)

 

 

ドンだー!世界一決定戦

出典:https://taiko.namco-ch.net

 

また、世界大会という観点から言うと、先ほど紹介した天下一音ゲ祭でも採用されたタイトルの「太鼓の達人」で2016年にに世界一決定戦が行われています。

 

日本各地域代表に加え、マレーシア、シンガポール、香港、インドネシア、台湾、韓国、タイからの代表で決勝予選を行い、得点上位者による決勝戦という形式で行われました。

 

eスポーツで有名な音ゲーは何?

出典:https://p.eagate.573.jp、https://taiko-ch.net/

 

 

大会開催実績もあり、現状も人気のあるタイトルは以下の通りです。

 

  • BEATMANIA 2DXシリーズ(KONAMI)
  • SOUND VOLTEXシリーズ(KONAMI)
  • 太鼓の達人

 

これらのタイトルはどのゲームセンターにも比較的複数のマシンが置かれていることが多く、ゲームセンターに行ったは良いけどマシンがないという事はほとんどありません。

 

最近ではCHUNITHMシリーズやドラム型洗濯機のような形をしたmaimaiシリーズ(いずれもセガ)も人気があり、大会タイトルとして常連になる可能性が非常に高いです。

 

CHUNITHMに関しては夕方の都内ゲームセンターでは待機列ができるほど人気のタイトルとなっているので今後非常に伸びてくると考えられます。

 

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もしかしたら第一人者に?音ゲーの有名ゲーマーは?

出典:https://wellplayed.media

 

音ゲーからのプロゲーマーとしてはKONAMIと契約した「DOLCE.(ドルチェ)」氏以外には今いない状況です。

 

KACのBEATMANIA 2DX部門で4度の王者に輝いていて「絶対王者」として長きに渡り君臨したスーパープレイヤーです。KONAMIに所属し、ゲームのプロモーションで大会のゲストとして呼ばれたり、KACの実況解説などで活躍をしています。

 

現状、音ゲーのプロ選手はDOLCE.氏のみですので音ゲーのプロ選手はまだまだ発展途上の状態です。

 

プロ選手になるためにはKACなどの大きな大会で成績を残すことはもちろんですが、それ以上にプロモーションなどでゲームの楽しさや醍醐味を伝えられることが重要です。

 

プロとしてお金を貰うのであれば、始めはYou TubeやtwitterなどのSNSでの情報発信をしていくと良いでしょうね!

 

 

まとめ

音ゲーのeスポーツとしての可能性は十分にありますし、その基礎はすでにできています。

 

アーケードゲームという点で若干他のeスポーツより不利な部分もありますが、ハードルが高い分、プロモーターの力次第で十分盛り上がる可能性を秘めています。

 

私自身も長い間BEATMANIAシリーズをプレイして、DOLCE.氏のプレイに魅了された一人として音ゲーのeスポーツ化には個人的に高い期待をしています。

 

今後の大会開催動向なども引き続き当サイトでチェックしていきますのであなたもチェックしてみてくださいね。

 

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