遂に、日本でも正式にeスポーツが大会種目として認められました!
2019年10月に茨城で開催される国体『茨城いきいき夢大会』の種目としてeスポーツが正式に加わったのです。高校生の部はもちろん、芸能人も参加したりなどと、非常に盛り上がる大会になりそうです!
今回はその茨城国体eスポーツの予選・会場・日時・種目などの情報やなぜ開催されたのか、注目の芸能人の参加チームなどをまとめていきます。
まずはなぜ今回、国体にeスポーツが加えられたのかについて見ていきたいと思います。
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このページの目次
茨城国体になぜeスポーツが?
実は2017年に開催された愛媛国体でもeスポーツは『文化プログラム』種目の1つとして組み込まれていたのですが、参加できるチームは県内にいる選手のみといった扱いでした。
しかし今回の『茨城いきいき夢大会』は正式に都道府県対抗別。
つまり、各都道府県からの代表者が競い合い、代表者が茨城で戦うことになるのです。
もちろん、日本国内でもeスポーツの盛り上がりは徐々に見せていますが、なぜ今回の国体に選ばれたのか、まずはその辺について深く見ていきたいと思います。
eスポーツが茨城国体に選ばれた理由1 大井川知事の決断
出典:https://style.nikkei.com/
今回の茨城国体にeスポーツが加わった経緯として、茨城職員が国体でのeスポーツ検討を提案したところ、そのアイディアを茨城県大井川知事が採用し、決定に至りました。
茨城を積極的に変えていこう!と様々な革新的な行動をしてくれている知事としても有名で、まさに今回のアイディア採用もそんな知事の決断が一役買っているのです。
実はこの知事、マイクロソフトアジアの役員をしていただだけでなく、ニコニコ動画を運営しているドワンゴ株式会社の取締役をやっていた方なんです。
知事自体、学生時代はゲームにハマったこともあり、ゲームに対する抵抗感もなく、eスポーツを教育プログラムの一環として部活に加えても良いといった柔軟な考え方の持ち主。
さらにはこんなコメントまで残しています。
「学校の部活動にeスポーツがあっても全然おかしくないですね。生徒たちが10人集まってやりたいといったら、学校側としては認めてあげるべきだと思います。顧問になる先生がいないからとか言って押さえつけてしまうのは、もったいない。生徒を信頼してやらせたらいい」
引用:https://style.nikkei.com
今回茨城国体eスポーツの参加を加えたのにも納得がいきますね。
eスポーツが茨城国体に選ばれた理由2 茨城の認知度UPのため
茨城県は都道府県の魅力度ランキングで、五年間もの間最下位の47位。
しかしJAXA(宇宙航空研究開発機構)、原子力研究センター、他にも様々な科学技術の博物館や研究所があるなど、実は茨城は科学の街なんです。
そこで大井川知事は科学の街というイメージと今回のeスポーツを結びつけて、街の活性化や認知度アップにつながることを見越して今回のような選んだ背景もあるんですね。
eスポーツが茨城国体に選ばれた理由3 様々な団体が協力
ニュースでもあまり取り上げられることのなかった国体ですが、今回のような真新しいものを用意することによって、時代に合わせて国体を盛り上げようとしていることは確かです。
また、今回開催される茨城国体のeスポーツは日本サッカー協会(JFA)、そして日本eスポーツ連合の協賛となっています。
様々な協会が参加する、非常に大掛かりな国体となったのです!
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eスポーツ茨城国体予選はいつ?場所は?
茨城国体の予選を含めたスケジュール
今後開設される公式サイトにて出場登録のあったチームによる予選会を実施し、各都道府県代表が選出されます。各都道府県代表1チームが茨城県内で実施する本戦に出場し、順位を決定します。
オープンの部:年齢制限なし
少年の部:高等学校等に在籍する者
2019年2月:予選会の受付や方法を公式サイトで発表
2019年4月〜7月:オンライン/オフライン大会方式で各都道府県代表を選出。
2019年10月4日(金)5日(土)6日(日):三日にかけて本大会が茨城県内にて開催
茨城国体eスポーツの部が開催される場所
出典:https://www.epochal.or.jp
国体での開催場所はまだ未定となっておりますが、プレ大会が行われるのがつくば国際会議場となっています。
どんな場所かはこちらで詳しく記載しています。
→茨城国体でeスポーツのプレ大会開催! 会場や日程、種目などまとめ
大スクリーン、そして翻訳機能がついているなど、観客の方も盛り上がれるステージですね!
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eスポーツ茨城国体の種目は?
種目は『ウイニングイレブン2019』
出典:https://www.amazon.co.jp
今回の茨城国体のゲーム種目に『ウイニングイレブン』が選ばれた理由として、知名度や競技人口が多いこと、サッカー協会からの協力があったからですね。
ウイニングイレブンはアジアオリンピックなど、様々なeスポーツの大会で使用され、認知度高く、公平性とチームプレイが問われるゲームの1つとして認知されています。公式試合にはもってこいのゲームチョイスだったわけですね。
今回の大会でのゲーム設定としては3人1組(CO-OPモード)による団体戦で行われます。
その他予想される種目
出典:https://www.amazon.co.jp
その他、予想される種目としては『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』です。
理由として、今回は成年の部、そして少年の部まで設置されているため、キャラクターによる優位性がなく、公平性があるもの、そして子供から大人まで認知度が高いゲームソフトが採用される可能性があります。
また鉄拳やストリートファイターなどの格闘系のゲームは日本で人気度が高く、中でも『スマッシュブラザーズ』はゲームはやらないけどタイトルだけなら聞いたことはある方も多いので、観客も見て盛り上がれるソフトとして加えられそうです。
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eスポーツの茨城国体開催についてみんなの反応は?
『eスポーツが日の目に出てくる日がようやくきた!これを機にオリンピックへの参加とか、公式試合が色々組まれていくといいなー。にしても知事ナイス。』
『茨城国体でeスポーツが開催されることになったみたいだけど、苦戦しそう。いまだにファックスや郵送が利用されているみたいだし、そもそも人を集められるのかな?』
『茨城国体!賞金は出ないけど、知名度アップとかにはつながるし参加してみようかな?』
『まだ早すぎるのでは…。高校生が普通にゲームしてる姿って面白いか?』
ちなみに国内でのeスポーツに対する声はこちら
→eスポーツオリンピック開催に反対?賛成?採用されない理由とは?
茨城国体eスポーツの部には芸能人も多数参加!?
今回の国体には、芸能人団体も多数参加予定です。
お笑いユニット『ネプチューン』や『サンシャイン池崎』などのタレントを抱えるワタナベエンターテインメント。その事務所からの選抜メンバーによる、ウイニングイレブンに特化したeスポーツチーム「We-Spo(ウィースポ)」は国体での優勝を目指しています。
出典:https://natalie.mu/
元サッカー日本代表の高原直泰さんが監督となり、石原(パーティーズ)、葛西(Mr.ポップリン)、木村(50’sチリチーズ)、クロマニョン加藤(パスポートヒーロー)、レフト鈴木(くりおね)の5名が参加。
中でもレフト鈴木さんはウイニングイレブンの全国ランキング100位にまで上り詰めた猛者です。
また、吉本興業芸能人eスポーツチーム『吉本ゲーミング』や、ホリプロの女性チームも参加しそうです。
芸能人チームについてはこちらの記事で触れています。
→
eスポーツは今後の国体にも加えられそう!
国体は基本的に前例主義。
愛媛での開催されたことをきっかけに今回の茨城国体での参加も行われたように、今後の国体でも加えられる可能性は大きいです。
次回の国体開催地は鹿児島。扱うゲーム種目も広がったり、様々なゲーマーが参加して盛り上がればいいですね。
また国体のみならず、これを機にオリンピックや様々なeスポーツの大会が広がっていくことを願います!