インタビュー、大会レポ、訪問記事

eスポーツでは、これまで様々なゲームタイトルの大会が開催されてきました。

その数は、大小合わせると100タイトルを軽く超えてしまいます。

そのため、これからeスポーツへの参加を考えている人は、どんなジャンルでどのタイトルに手を出せばいいか迷ってしまいますよね。

 

今回は、ルールが簡単で始めやすく、それでいて大会の賞金総額が高額な『Counter-Strike: Global Offensive(CS:GO)』について紹介します!一体、いくらくらいだと思いますか?

実況動画も合わせて紹介するので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください!

CS:GO(カウンターストライクグローバルオフェンシブ)とは

 

『Counter-Strike: Global Offensive(カウンターストライクグローバルオフェンシブ:以下、CS:GOと表記)』は、対戦型FPS(First Person shooter: 一人称視点シューティング)の金字塔ともいえるシリーズの最新作です。

1作目は、『Half-Life』という1人プレイ用FPSのデータを改造したものとして、2000年にリリースされました。

 

このゲームは、単純なルールや簡単な操作が人気を呼び、世界中のプレイヤーに長く愛されることになります。

そして2012年に、正式な続編として発売されたのCS:GO』です。

 

『CS:GO』では、「テロリスト」と「対テロ組織」の2チームに分かれて対戦します。

参加人数は設定によって違いますが、公式大会では5 vs 5です。

主なルールは次の3種類。

 

①爆弾解除

②人質救出

③VIP警護

 

ただし、「カウンターストライクといえば爆弾解除」といわれるほどこのルールが一般的で、オフィシャルな大会は爆弾解除ルールで勝敗を決めます。

このため、この先は爆弾解除ルールについて、簡単に紹介します。

 

このルールの勝利条件は次のとおり。

 

「テロリスト」チーム

・「対テロ組織」を全滅させる

・特定の場所にC4(爆弾)を設置し、起爆するまで(35秒)爆弾を守る

 

「対テロ組織」チーム

・「テロリスト」を全滅させる

・設置されたC4を起爆前に解除する

 

1ラウンドの試合時間は1分45秒、16ラウンドで「テロリスト」と「対テロ組織」を入れ替え、16ラウンド先取したほうの勝ちです。

このため、1ゲームにかかる時間は最短で30分、実力が近い大会の決勝などでは、1時間を軽く越えることも。

 

ゲームが始まると、まずは15秒の準備時間(フリーズタイム)があり、この間に銃やグレネード、防弾チョッキなどの装備を整えます。

なお、所持金は、これまでのラウンドの勝敗やスコアによって変わるため、場合によってはハンドガンしか使えない場合もあります。

 

フリーズタイム終了後、チームごとに所定の場所からスタート。

各チームが、勝利条件を目指してぶつかり合います。

 

ね、かんたんでしょ?

 

CS:GOの賞金総額がヤバすぎ

 

では、『CS:GO』の大会賞金はどれほどなのでしょうか?

『CS:GO』は、2018年8月までに3,389回の大会が開催され、その賞金の累計額は約64億円に上ります。

これは、eスポーツにおけるゲームタイトル別累計総額ランキングで2位となる金額です。

 

その中で賞金総額がもっとも高かった大会は、2017年に中国で行われた「World Electronic Sports Games 2017」で、賞金総額は1億6,500万円優勝賞金はなんと8,800万円でした。

ちなみに、この大会では16位まで賞金が支払われ、順位ごとの賞金額は表のとおりとなっています。

 

順位 賞金額 [円]
1位 8,800万
2位 3,300万
3位 1,650万
4位 770万
5~8位 275万
9~12位 110万
13~16位 110万

※1$ = 110円として計算

 

この大会に参加したのは全部で16チーム。

つまり、大会に参加しただけで賞金を獲得できます。

 

もちろん、これより前に日本大会→アジア大会と予選を勝ち進める必要がありますが、予選で上位に入ったチームにも賞金が支払われるのです。太っ腹ですね。

大会の実況動画はコチラ

 

次に、トップレイヤーは大会でどのような動きを見せるのか、気になりますよね。

そこで、先ほど例に挙げた「World Electronic Sports Games 2017」の日本チームが出場した試合の実況動画をご紹介します!

 

世界大会のため、残念ながらすべて英語ではありますが、ゲームの雰囲気や盛り上がるポイントは見て取れるでしょう。

日本でももっとeスポーツが盛んになり、サッカーや野球の試合のように日本人の実況解説がつく日が待ち遠しいですね。

 

動画を視聴する前に、より動画を楽しんでもらうために何点か補足しておきます。

 

まず、視聴者がわかりやすいように、各プレイヤーキャラクターの輪郭が色つきで縁取られています。

壁越しでも他のキャラの位置がわかりますが、実際のプレイ中にはこれはありません。

 

このため、プレイヤーは相手がどの位置にいるのかは不明です。

この輪郭の色は、黄色が「テロリスト」、青が「対テロ組織」で分けられています。

 

ではさっそく、日本チームの活躍をお楽しみください!

 

 

日本人チーム「SZ Absolute」は、序盤に優勢だったものの、残念ながら僅差で敗退してしまいました。

ちなみに、相手の「fnatic」は、この大会で優勝したチームです。

 

そう考えると、日本人のレベルも世界に通用するということがわかります。

今後の活躍に期待しましょう。

CS:GOの大会の賞金総額まとめ

 

CS:GOの大会における賞金総額は1億6,500万円と、かなりの高額でした。

このゲームはルールが単純で操作も複雑ではないため、これからFPSを始める人にはうってつけの作品であるといえます。

 

また、非常に人気の作品で大会の歴史も長いため、今後もコンスタントに大会が開催されることでしょう。

今から始めても、練習さえつめば出場も夢ではありません。

 

このゲームについて、個人的に残念な点を上げるとすると、「強い武器が決まっている」というところです。

基本的に、テロリストはAKで対テロ組織はM4A1(どちらもアサルトライフル)、そしてチームに1人は威力が非常に高いスナイパーライフル、というのが定石となっています。

 

私の大好きなP90(版権の都合上、作中ではC90、本見出しの画像手前の銃)が、集弾性能の低さから一切使われていないのが悔しくてたまりません。

自分がプレイする際には気にせずこの銃を選ぶのですが、「1人だけ銃声が違うから、簡単に場所を特定できる」といわれるほどです。

 

もしプレイに自信のある方がいれば、ぜひこのP90で大会を無双し、CS:GOでのこの銃の普及をお願いします。

他力本願ではありますが、AIM(命中力)の低い私では敵に当てることすらできないので・・・

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