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2019年のE3も盛況のうちに終わり、様々なゲーム情報が怒涛のように供給されましたね。

そこで気になるのが、ゲーム業界の株価。

 

この記事では、任天堂株の下落や、ソニー、カプコン、テンセントといったゲーム関連株について紹介いたします!





E3 2019で数々の発表を出した任天堂株が下落!?何が起こったの?

引用:Google

E3は、世界最大ともいえるゲームの見本市イベントです。

このため、ユーザーや株主は様々な期待をこめて、E3を見守っています。

 

そんな中、日本が誇る大手ゲーム会社「任天堂」は、これでもかと言うほどの情報を提供してくれました。

一例を挙げると、

 

・『スマブラSP』に「勇者(ドラクエ)」と「バンジョー&カズーイ」が参戦

・『ルイージマンション3』トレーラー公開(詳細な発売日は未発表)

・『あつまれ どうぶつの森』が2020年3月20日に発売延期

・『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の続編を開発中

 

などがあり、このほかにも多数のリメイク作品を発売するなど、ファンにとってはうれしいものばかりでした。

 

しかし、これだけの情報が出てきながら、任天堂株はなんとこの発表直後に大きく下落してしまいます。

任天堂はE3で、6月12日の午前1時に発表(日本時間)。

 

前日は39,370円だった任天堂株は、E3発表当日の始値で38,700円の670円安に。

さらにそのまま下降を続け、この記事を執筆時点で37,420円となっています。

 

発表前に比べると、2,000円近く下落していることになりますね...。

一体何が起こったのでしょうか?

 

任天堂ファンからするとおいしいニュースばかりのように見えてしまいましたが、株主目線では、どうも期待を裏切られたと感じてしまったようです。

というのも、発表内容に目新しい情報が少なかったんですよね。

 

『ルイージマンション3』などは以前から発表されていましたし、『スマブラSP』の新ファイターも追加前提で見ている人がほとんどでした。

おまけに、『あつまれ どうぶつの森』は発売延期というマイナス情報まで(発表前は2019年中に発売するとアナウンスしていた)。

これによって、同作はクリスマス商戦に参加することができず、また2020年の3月期業績にも間に合わないと判断されたのでしょう。

 

唯一の目玉とも言える『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の続編については、タイトルすら決まっていません。

勝手な想像ですが、『あつまれ どうぶつの森』の発売延期によるマイナスイメージを払拭するため、慌てて発表したのではないか?とすら思ってしまいます。

 

このような背景が、投資家の期待を裏切ったと言うことで売りが進み、株価の下落に繋がったのではないかと予想。

大企業だけあり、期待値が大きく、ちょっとやそっとでは満足してもらえないというのは厳しいですね。

E3 2019に不参加のソニーは現状維持。不参加の理由とその戦略

引用:Google

ちなみに、例年参加していたソニーは、2019年のE3に参加しませんでした。

この理由についてソニーは、

 

・時代が変わり、E3以外にも発表の場は十分にある

・E3開催時点で、ユーザーを満足させられるような情報はない

 

という、潔い判断をしたようです。

 

任天堂と同じく、ソニーも期待値が高いので、E3に参加するだけで「なにか大きな発表があるはずだ」と思ってしまいますよね。

しかし、そういった期待を裏切らないためにも、ソニーは今回の参加を見送った模様。

 

これが功を奏したのか、ソニー株は大きな値動きがなく、現状を維持しています。

もしこれがE3に参加していたら、どうなっていたでしょうか?

おそらく、任天堂と同じく、期待はずれということで大きく株価を落としていた可能性がありますね。

 

そういった意味でも、ソニーはいい判断だったと言わざるを得ません。



E3に参加したその他のゲーム関連株の動き

カプコン

引用:Google

「カプコン」も、6月12日に『モンスターハンターワールド:アイスボーン』の実機プレイが披露されました。

本作は2019年9月6日に発売予定とのことで、『モンハン』シリーズ好きは、わくわくしながら見守っていたのではないでしょうか?

 

しかし、やはり大きな追加情報などはなく、ひたすら同作の細かい情報ばかりが報告されたためか、カプコン株も下落傾向。

発表前に比べると、38円安という微妙な下がりですが、その後も2,100円台で低迷が続いています。

スクウェア・エニックス

引用:Google

「スクウェア・エニックス」は、『ファイナルファンタジー』シリーズの追加情報を届けました。

中でも盛り上がったのは、『FF7 リメイク』のティファが初公開された瞬間でしょう。

トレーラーでティファが写された瞬間、会場からは割れんばかりの歓声(もはや悲鳴)が湧き上がりました。

 

そんなスクエニでしたが、やはり株価は下降。

発表直後は97円安、その後も215円下落して3,550円に落ち込みました。

なんというか、投資家のみなさん厳しすぎません?

 

スクエニ株が下落した原因としては、同社の中でも1,2を争う人気キャラであるティファが、黒いインナーを着込んでしまったことが考えられます。

また、「彼女はもっと胸が大きくてもよかったはずだ」と言う意見も多く見られました。

 

...冗談はさておき、やはり新しい情報の少なさがあだになった可能性がありますね。

『FF7 リメイク』はずいぶん前から情報としてあったので、やはり「新作」くらいじゃないと株主は満足してくれないようです。

テンセント

引用:Google

ちなみに、世界最大手のゲーム会社「テンセント」も、E3の前後で343.80香港ドルから335.60香港ドルまで下落傾向。

1香港ドル = 13.84円とすると、おおよそ113円安ですね。

 

「テンセント」はE3でeスポーツ大会を開催するなどしたほか、傘下の「Epic Games」が人気の『オートチェス』をスタンドアローンでリリースするなどの情報を発表。

また、「Epic Games」はビデオチャットによるSNS、『Houseparty』を買収したことも明かしました。

 

こういった好材料もありながら株価が下落したのは、米中の貿易戦争などが関係しているのかもしれませんね。

なんというか、ゲーム関連の株価が全体的に下がっていて、ゲームファンとしてはちょっと悲しくなります。

 

とはいえ、株価は新作ゲームの発表など、ちょっとしたことで爆上がりすることもめずらしくありません。

大型タイトルを待って、株価の回復を期待したいですね!

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