プレイヤー人口が1億2,500万人を突破するなど、「フォートナイト」の人気が爆発的に伸びています。
開発元のエピックゲームズも、相当儲かっているのではないでしょうか?
もしエピックゲームズが上場していれば、その恩恵にあやかれるかもしれません。
そこで、この会社の株価などを調べてみました!
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このページの目次
エピックゲームズの企業概要 〜フォートナイトの開発元会社〜
エピックゲームズ(Epic Games)は、アメリカのノースカロライナ州を拠点とする、ゲーム会社です。
1991年に創始され、「Unreal」シリーズ(FPSゲーム)や「Gears of War」シリーズ(TPSゲーム)を開発してきました。
どちらもよくできており、非常に人気が高いゲームです。
しかし、エピックゲームズの1番の功績は、ゲームそのものではありません。
「アンリアルエンジン(Unreal Engine)」と呼ばれる、ゲームの基盤となるプログラムを開発したことです。
アンリアルエンジンは、FPSやTPSの開発に適しているだけでなく、高い汎用性から、パソコンやプレイステーション4、ニンテンドースイッチ、Xbox One、スマートフォンであるiOSやAndroidにも対応しています。
このプログラムを使用することで、高レベルのゲームを開発することが可能です。
このため、エピックゲームズが開発した「Unreal」シリーズや「Gears of War」シリーズはもちろん、他社が開発した「レインボーシックス」シリーズや「バイオショック」、「ミラーズエッジ」など、多くのゲームに採用されています。
どうでもいいですが、例に挙げた3作品は、どれも名作で大好きです。
個人的には、特にバイオショックをオススメしたいと思います。
ホラーゲームですが、世界観や雰囲気が最高ですよ!
...話がそれてしまいました。
ゲームの起動時に、上のようなロゴを見たことがないでしょうか?
これが、アンリアルエンジンのマークであり、そのゲームがこのプログラムを採用している証でもあります。
このアンリアルエンジンは、その汎用性の高さからゲームだけでなく、ディズニーの映画やテーマパーク、なんとNASAの宇宙飛行士訓練にも応用されています。
ディズニーは現在、スターウォーズとのコラボアトラクション、「スターウォーズ:ギャラクシーエッジ(Star Wars: Galaxy’s Edge)」を開発中。
このアトラクションに、アンリアルエンジンが搭載されるとのことです。
「フォートナイト」の名前を出すまでもなく、すでに大成功を収めた企業であることがわかりますね。
そんなエピックゲームズですが、2012年に中国企業である「テンセント」に買収され、中国企業の傘下に入りました。
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エピックゲームズは上場してる?それとも非上場?
残念ながら、エピックゲームズは上場していないため、個人で株を買うことができません。
エピックゲームズの株は、創業者が約60%、親会社となったテンセントが約40%を所有しています。
ただし、親会社であるテンセントは上場企業です。
このため、テンセントの株を買うことで、間接的にエピックゲームズを応援することができます。
ちなみにテンセントは、中国に本拠地を置く、世界最大ともいえるゲーム会社です。
「オーバーウォッチ」を開発した「アクティヴィジョン・ブリザード」や、「レインボーシックス・シージ」の「ユービーアイソフト」などの大株主でもあります。
そのほか、テンセントは世界で初めて、ゲーム大学やeスポーツ用の競技場など、eスポーツにちなんだ街作りにも着手しています。
従業員数3万人、売上高は1兆6,000億円(2015年時)という驚きの業績です。
ただ、各国の会社と提携したり子会社化することで利益を生んでおり、テンセント自体が面白いゲームを開発しているわけではありません。
個人的には、そのあたりが少しモヤッとします。
いいゲームを作るために、開発費を出してくれるのは非常にありがたいことなんですけどね...。
テンセント(エピックゲームズの親会社)の株価は?
テンセントの株価推移(直近3年間)
引用:https://jp.reuters.com/
では、そんなテンセントの株価はいかほどなのでしょうか?
テンセントの株価は、2018年11月6日の終値で292.00香港ドル、日本円に換算すると約4,222円(1香港ドル = 14.46円として計算)です。
株価の挙動としては、2017年から2018年の間に、かなり高騰しました。
その一方、2018年1月をピーク(約6,892円)として、この1年は下落傾向にあります。
(ピーク時には、時価総額ランキングでトップ5に入っていました)
原因のひとつは、中国におけるゲームの規制が上げられます。
現在中国では、暴力的、あるいは性的なコンテンツを含むゲームの規制に乗り出しており、新たに発表したゲームも長期間にわたる審査を行っているのです。
この動きから、海外のゲーム会社を多数子会社化しているテンセントの株価が暴落したものと思われます。
テンセントの株を購入しようと考えている方は、中国政府の動きに十分注意する必要がありそうですね。
ちなみに、テンセント株の最低取引単位は100株のため、2018年11月6日を例にとると、購入には最低でも約422,200円必要です。
いち市民が購入に踏み切るには、結構勇気のいる金額となっています。
もし仮に、1月のピーク時に購入していた場合、689,200円 ー 422,200円で267,000円の損失を受けていたわけですね。
急成長していた企業だけに、その反動も大きかったといえます。
株って恐ろしい...。
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エピックゲームズのフォートナイトは今後も伸びる?
引用:「フォートナイト」ゲーム内画面
とはいえ、ゲーム自体の人気が落ちるわけではありません。
「フォートナイト」は、アメリカを中心に現在もプレイヤー数を伸ばしています。
このため、「フォートナイト」そのものは今後も伸び続けることが予想できるでしょう。
もっとも、テンセントの株を所有している人から見ると、「フォートナイト」のプレイヤー人口が伸びたところで、現状を打開できるとは思えなそうですが...。
人気のゲームとはいえ、裏では株価が暴落するなど、株で簡単に稼ぐのは、なかなか難しそうですね。
購入を考えている人は、慎重に分析したいところです。
※今回の記事は、あくまで個人の分析と見解を述べたものであり、テンセント株の購入については責任を負えません。